間食を止める決心

僕は、空腹で腹が軽いというのは、とても心地よいという事は分かっているのですが、何かプレッシャーやストレスを感じると、つい間食をしてしまうのです。それを食べないと、頭の切り替えができないように感じてしまうのです。何か1つ終えると、何かを口にして、心を慰めたくなるのです。何かその時に口にする食べ物を、確保していないと安心できないのです。

 

これらは全て、何か心身の癖みたいなものです。何度かそれを止めるべく試みてみましたが、いつのまにか戻ってしまう。今まで何年もこの試みは失敗してきました。

 

しかし、こんな僕でも、かつてタバコをやめた経験があります。そのきっかけは、胃の調子が悪くなり、胃液が出てくる感じがあったからです。僕は、その時、「煙草を止めた」と決心していました。

 

そうだ、「決心」なのですね。

 

実は、先日の胃カメラによる診断で、胃の入口がただれていると言われました。考えられるのは、食べ過ぎで、胃液が胃の入口の外に出てきているからとの事でした。確かに、その覚えはあります。いくら腹八分目の食事をしても、間食をすると胃が張って、胃液が上がってくる感じがするのです。

 

これではダメだ。僕は、間食を止めると「決心」しました。

 

今日で4日目です。たった4日ですが、胃がとても軽く爽やかになりました。これなら続けられるかな、と思っています。

 

改めて、「決心」の力強さがわかります。止めようと「思う」のと、止めようと「決心する」のとは別物です。「思う」という事は、大脳皮質で考えた「理屈」による心の結論です。しかし、「決心」は、「理屈」以前の心の働きです。そして、理屈で考えたことは、理屈で弁解してしまうのです。反対に、理屈を通さなければ、弁解は出来ないのです。つまり僕は今まで、何か間食をしないと頭の切り替えができない、と理屈を並べて弁解してきたのです。

 

大脳皮質の限界と欠陥について、今後も解明していきますが、今回の件もそのひとつと思います。